そんな雪解けを待つ山野草より、一足先に芽吹きを始める木々は
春の残雪の中で蕾を膨らませ、薄桃色やオレンジの芽吹き色に始まります。
その姿はまるで紅葉の始まりのように、淡い色合いに染まり
鮮やかな若草色へと変化を遂げます。
そんな光景を思い出すのが、秋の紅葉の始まり。
淡い色のグラデーションから始まり、薄桃色や山吹色に混ざる緑と
人の一生を思わせるように、静かに逆回転すような色の変化へ
最後は鮮やかな紅葉の世界へと移り、やがて静かに散ってゆきます。
そんな四季の移り変わりの中に身を置ける幸せを感じ
豪雪地ゆえの除雪との戦いに疲れ、恐れる事もありますが
全てを癒してくれる、春の訪れが一際素晴らしく感じられます。
そんな自然の営みと感動を、少しだけお裾分けしたいと思います。
by okutadami
| 2014-01-01 19:41
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