残雪の中で芽吹きを始めるブナ林は、写真を撮る方の人気スポット。
橅という漢字が木+無と書くのは、材としては狂いが大きく腐り易い為
役に立たないと言われ、大量に伐採され杉や檜の造成林に変わったとか。
(他節ではブナ林で風が抜ける時ブーンとなる事からブンナノキと呼ばれた)
現在は雨水や雪などの水分を濾過し、地下に溜める役割を認められ
緑のダムと呼ばれ、鉄砲水や土砂崩れを防ぐと価値が認められています。
そう言えば、銀山平森林公園・トレッキングコースを歩くと
林の中の遊歩道が柔らかく、とても気持ちよく自然を体感できますね。
雪消えが進むと、ブナの木の下に実殻が散乱しているのが見られますが
これは前年度の物で、若葉が茂ると新しい実が付き始めます。
栄養豊富なブナの実は、熊をはじめ森の生き物たちの大切な栄養源で
時にブナの実が不作の年は、熊が里へ出てきたりと被害に繋がります。
5月11日撮影
秋の色づきは黄葉から始まります。
by okutadami
| 2016-02-27 11:26
| ブナ